テレビ会議をもっと簡易に実現できるのがweb会議システムです。個人であれば、スカイプなどwebカメラを使って無料通話をすることできますが、企業ではリスクが伴うことなどから、テレビ会議・web会議のシステムが検討されます。
web会議システムの特徴としては、多拠点を結んでもそれほどコストがかからず、インターネット環境とwebカメラさえあれば自分の席からでも参加できること。現在は、スマートフォンやiPadといったモバイルデバイスから参加できるようになったので、さらに利用しやすくなっています。
スカイプは無料で使えて非常に便利な通話サービスではありますが、リスク面を考えて法人企業の中にはスカイプでの使用を全面的に禁止しているところも珍しくありません。これは、次のような理由によるものです。
企業で行うweb会議の中には、外部に漏れるとまずい情報も含まれていますよね。スカイプのセキュリティは100%安全とは言い切れず、こういったリスクから導入を見送っているところも多いのです。
スカイプは暗号化されているので、安全性は高いのでは?と思っている方も多いかもしれませんが、通信方式は「P2P」と呼ばれるものであり、極端に安全性が高いとはいえません。
それだけでなく、スカイプでスパムを目にしたことがある方もいるはず。もしも会社で使っているスカイプでスパムに引っかかってしまった場合、そこからスパイウェアの感染が起こってしまう危険性もありますよね。そうなれば、スパイウェアに感染した個人だけの問題ではなくなってきます。
一般的に、スカイプを使う場合に一対一の通話であればやり取りは非常にスムーズです。しかし、複数のユーザーが同時に接続した場合には速度低下や、映像・音声品質が低下してしまう可能性があります。
企業でWEB会議をする場合、数人が同時に参加することもあるでしょう。そのような大事な場面で速度が低下したり、品質が悪くなるのは大きな問題だといえます。無料版のスカイプの場合、あくまで無料ツールということもあり、このあたりはどうしようもないでしょう。
また、無料版スカイプでは数日間にわたって全くログインできないような大規模な通信障害が発生することもあり、そういった場面で大切なWEB会議を控えていたりすると大きな混乱を招いてしまう恐れがあります。中には復旧の目処がつかず、いつ会議が回避できるのかさえわからないようなものもあるので、十分に注意しておきましょう。
オンプレミス型はインストールすることになるので、セキュリティを気にする企業に向いています。そのため、多くの企業がクラウド型のWEB会議システムを選んでいるのです。
専用のサーバーを自社で導入するといった手間や初期費用がかかるのはデメリットだといえますが、クラウド型と違って毎月サービス使用料がかかることはありません。使用するのは専用のサーバーということもあり、サーバーへのアクセス集中によって回線が不安定になるようなこともないため、安定しているのも大きな魅力です。
導入時の費用を除けば、オンプレミス型の方が安定性やセキュリティ面でも魅力が大きく、web会議には向いているといえるでしょう。また、ソフトウェアの入れ替えやサーバーの管理といったことも行わなければならないため、専門的な知識を持ったスタッフが必要です。
初期費用を抑えるためにクラウド型を導入したものの、アクセス集中時の回線混雑により、ストレスを感じている方も少なくありません。回線が安定していないと映像のコマ落ちや音声飛びといったトラブルも発生しやすく、会議がスムーズに進まない可能性もあるのです。
クラウド型はソフトウェアのインストールといった手間がなく、ブラウザへのアクセスのみで使用することができ、すぐに会議に参加できるという点がメリットです。
オンプレミス型とは違って、システムはインターネット上に設置されています。
IDとパスワードを入力すればログインできるのも大きな特徴です。サーバーを自社で構築するのではなく、サービス提供元から借りて利用する形になるため、オンプレミス型に比べると初期費用も抑えられるでしょう。
デメリットとして挙げられるのが、サーバーにアクセスして利用しなければならないため、アクセス集中時には回線が不安定になる可能性があるということ。また、セキュリティについては十分な体制を整えているサービス提供者がほとんどではありますが、どこを選ぶのかについては慎重に決めなければならないでしょう。
サービス提供会社のサーバーに音声や資料といったデータを流すことになってしまうため、このあたりもセキュリティ用を重視している企業がデメリットに感じているポイントです。
企業の中にはリスクの点からインターネット上にデータをアップロードすることを禁止しているところもあり、そういった場合はどうしてもクラウド型は利用できず、オンプレミス型を検討することになります。
初期費用を安く済ませたい、気軽に始めたいと思っている方にはクラウド型が向いているでしょう。
インストールが不要なタイプであり、2019年度の国内シェアナンバーワンを誇ります。web会議システムを取り入れる際にインストールの手間を感じている方も多いはず。
ですが、こちらの場合は多くのパソコンにもともと導入されているFlash Playerと呼ばれるソフトを使うこともあり、インストールの手間を抑えられるのが魅力です。iPadだけでなくAndroidタブレットからでも利用可能で、音声を使わずにチャット機能で参加することも可能となっています。利用者も多く、評判も良いサービスです。
web会議システムというと、実際に行う会議と異なってくるポイントもいろいろありますが、Cisco WebExの場合は参加者全員で利用できるホワイトボード機能などがあり、実際に顔を合わせて会議をしているのと同じような感覚で進められるでしょう。
ビデオ機能も高画質で、参加者の資料も確認可能です。パソコンだけでなく、iPadやスマートフォンで利用できる点も見逃せません。拡張機能も充実しているので、ぜひチェックしてみてください。
現在web会議システムを取り入れているものの、相手の声や言葉が聞きづらいと思っている方に向いています。音声配信方式ではサーバミキシング方式というものを取り入れており、クリアな音声を実現しました。
ファイル共有はもちろんのこと、アプリケーションや動画、ホワイトボードといった支援ツールが豊富にそろっているため、ミーティングの内容が複雑になる場合もそれを把握しやすいシステムが整っているといえるでしょう。
セキュリティに関してもかなり力を入れています。
※Meeting Plazaは2020年3月をもって新規生産を終了しています。商談数を増やしたい企業にオススメのサービスです。非公開の商談メモで企業側だけ情報を共有する機能や営業資料などを両社に共有する機能など、商談に必要な機能が多数搭載。されています。自動音声議事録作成も企業側にとって大きなメリットになるでしょう。
ブラウザ上で動作するので、導入作業がほぼ要らないのも大きなポイント。まだ新しいサービスですが、導入前にもサポートをしてくれるので初心者でも使用しやすいはずです。
インストール不要で、ルーム名とパスワードを決めれば簡単にルームURLを作成することができます。
DDのweb会議は、会議のために作成された専用URLをクリックするだけでわずか2秒でつながります。事前にアプリのインストールやアマニュアルの説明などをする必要がないため、初めてweb会議に参加する人にも便利。
mieruka CloudのWEB会議システムは、ネット環境が整備されていれば国内だけでなく海外からでも会議への参加が可能です。
sMeetingは、音声通話に長い歴史のあるドコモが提供するWEB会議システムです。高圧縮、低遅延が特徴の音声コーデックを採用しているため、低周波数帯域から高周波数帯域まで、全てクリアな音声が実現できるのが大きな特徴。
B-ROOMは、ビジネス商談をイメージしたWEB会議システム。顧客だけでなく会社側もインストールする必要がないため、負担がかからないのが魅力です。
FreshVoiceはエイネットが提供している純国産web会議システムで、国内での多くの導入実績をもっています。
MORA Video Conferenceは音声優先で安定した利用環境を提供しています。
MORA Video Conferenceの評判や特徴を見る
LOGOSWARE GigaCastのWEB会議システムは、セミナー開催で他社と大きな差があります。ネットを介したライブセミナーであれば、会場借用や移動の費用を抑えられるだけでなく、場所を気にせずに不特定多数のメンバーの参加が可能。
Connect liveはとにかくかんたんに会議に参加できることが大きな特徴です。会議参加者だけでなく、主催者側もソフトウェアのインストールや事前の複雑な設定の必要がないため、ネットに接続できる環境があればブラウザだけで利用可能。
GlobalMeetの最大の魅力はインストール不要、マニュアルなしで簡単に会議に参加できること。画面下部にある大きなアイコンを使用することで、主要な機能を直感的に操作することができます。
CanseeのWEB会議システムの最大の特徴は、ワンクリックするだけでいつでも簡単に会議が開催できることです。
remotemeetingは、パソコンやスマホ、タブレットなどの端末があれば、面倒なインストール作業も不要ですぐにWEB会議が始められるシステムです。
FACEHUBは、ソフトのインストールやアカウントの作成などの面倒な作業いらずで、webブラウザがあれば、誰でも利用することができる動画チャットツールです。
アメリカで開発されたクラウド型WEB会議システムです。時間無制限の録画機能を標準で備えており、最大150拠点からの同時接続も可能です。
SoftBankが提供するクラウド型のWEB会議サービスであり、1ルーム当たり月額11,800円でクラウドに仮想会議室を開設することができます。
WEB会議システムだけでなく、チャットやビデオレポートといった複数の機能が一体化された、統合型ビジュアルコミュニケーションシステムです。一元的に社内コミュニケーションが管理できるのが魅力だといえます。
クラウドで稼働するWEB会議システムであり、様々な機能を搭載したビジネスツールでもあります。操作性に優れ、無料トライアルも利用可能です。WEB会議システム導入をきっかけに他の業務もデジタルシフトさせたい方はぜひチェックしておきたいシステムだと言えます。
インターネット環境とカメラ付きパソコンさえあれば気軽に始められるWEB会議システム。無料で利用できるフリープランも用意されているので、「まずはWEB会議システムを試してみたい」という方におすすめです。
NTTコミュニケーションズが開発した、テレビ会議専用のネットワークとヘルプデスクのパッケージです。20種類の言語に対応し、AIが音声認識と自動翻訳を行うなど、グローバルなWeb会議でも心強いシステムです。
Arcstar TV Conferencingの評判や特徴を見る
全世界100カ国以上の企業で使われている、グローバルスタンダードのリモートPCコントロール/Web会議システムです。ライセンス契約が同時接続台数を基準に考えられるので、大企業のコスト削減にも効果を発揮します。
VTVジャパン株式会社が開発したビデオ会議システム「Avaya」における、フラッグシップモデルです。Web会議やビデオ会議の導入に必要な全てがパッケージングされており、初めてWeb会議システムを導入する人でも安心でしょう。
ビデオチャットとWeb会議システムのメリットを融合した、クラウドサービスです。完全無料で利用できるフリープランから、大規模会議も実施可能な拡張プランまで、料金体系の幅が広いこともメリットといえます。
ユニファイドコミュニケーションシステムは、重量1.6kg以下のポータブル型端末で、マイクスピーカーや外部カメラとつなげば、いつも大人数で使用している議室をすぐにWEB会議室にすることができます。
Unified Communication Systemの評判や特徴を見る
ネクプロは、インターネットを介して開催されるセミナーやイベントをサポートするウェビナーツールです。
Lifesize Cloudは高品質でセキュリティの高い通信を行えるWEB会議システムです。他のツールと組み合わせることで利便性を高め、コミュニケーションを円滑に取ることができるシステムです。
SaasBoardはインストール不要で簡単に利用でき、世界最高水準のセキュリティを誇っているWEB会議システムです。iDC内に設置されているサーバーで、高速で高品質な通話を可能にしており、稼働率が高いことから信頼性があるシステムです。
ワンクリックで簡単にビデオ通話や音声通話に切り替えて会議に臨めるツールであるGoToMeeting。操作が簡単なので、使用するために高度なIT技術を身につける必要がありません。誰にとっても扱いやすいのが魅力的なWEB会議システムです。
遠方の人と手軽に繋がれるのが魅力のNEUTRANS BIZ。導入した企業は社員が出社する必要がなくなり、コストの削減に成功しています。また、バーチャル空間を利用すればその場に出向かなくても商品の紹介などを行うことが可能です。作業や現場の研修をシミュレーションしたい場合などにも役立つでしょう。
営業活動に特化したクラウド型WEB会議システムです。直接にアクセス可能な専用URLを発行したり、固有番号で公式サイトから会議ルームへ入室したりできます。
クラウドでもオンプレミスでも利用できる統合コミュニケーションツールです。標準機能のみの利用であれば、無料で使い続けられることもポイントです。
クラウド型のWEB会議システムとして、マルチデバイスに対応しています。録音や録画など複数の機能が搭載されており、各データのダウンロードも可能です。
WindowsとLuinuxを搭載したパソコンや、Googleクラウドなどを活用して利用できます。クラウドでもオンプレミスでも稼働し、無料期間が1年ということも特徴です。
映像の画質や音質、暗号技術によるセキュリティ対策などにこだわった、国産WEB会議システムです。マルチデバイス対応でネット環境があればすぐに利用できます。
ChromeとFirefoxのWEBブラウザで稼働するWEB会議システムです。最大5拠点の同時接続が可能であり、ヘルプデスクシステムも用意されています。
社内会議用
V-CUBE
ミーティング ブイキューブ |
ZOOM
ZOOM
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Cisco Webex
WebEx
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アプリケーション共有ファイルをリアルタイムに全参加者と共有
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デスクトップ共有デスクトップ画面全体を共有可能
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録画やり取りを録音・録画して保存可能
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ファイルの保存・転送会議中に使った資料や、メールでは大きすぎて送れない資料の共有
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ホワイトボード文字や図の記入、画像の読み込みなどが可能
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外国語翻訳会話をリアルタイムに翻訳して会話内容と翻訳内容をテキスト表示
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アンケート機能質問やアンケートを実施することが可能
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IPアドレス制限許可のない人の参加を防止できる機能
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チャット機能文字によるメッセージの共有が可能
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100拠点以上対応同時に接続できる拠点数が100を超える
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オンプレミスでの提供自社で情報のシステムを保有し、自前の設備で運用する方式
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無料版あり
Google Meet
Google
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Skype
マイクロソフト
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chatwork live
Chatwork
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参加者アカウント不要アカウント登録なしでスタートできます |
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1対1ミーティング
時間に縛られずに会議を行なうことができます |
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画面共有
自分のパソコンの画面を相手に表示させる機能
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セキュリティ第三者によるデータの盗聴やなりすまし、改ざんなどを防ぎます
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2段階認証プロセス | E2E暗号化 | SSL/TLS |
人数一度の会議に参加できる人数
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最大250名 | 最大50名 | 最大14名 |
無料期間が無制限かつ、セキュリティ面について公式HPで明示されている製品を比較
商談用
V-CUBE
セールスプラス ブイキューブ |
ベルフェイス
ベルフェイス
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B-room
Bloom Act
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資料共有
エクセルやPDFなどの資料の共有
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チャット機能文字によるメッセージの共有が可能
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トークスクリプト
話したい内容を事前に準備でき、自分だけが見ることができます
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同時接続3名の場合
の月額料金 同時接続できる人数 |
44,400円(税別) | 45,000円(税別) | 35,000円(税記載なし) |
相手の対応
WEB会議をする際に相手側に行ってもらうこと
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URL入力 | 電話 | URLorワンタイムパスワード |
月額費用が公式HPに明示されている3製品を比較
設計・製造用
V-CUBE
コラボレーション ブイキューブ |
Fresh Voice
エイネット
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Cisco Webex
シスコ
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同時ペン作画リアルタイムで複数人で図面に書き込みができます
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CAD共有対応重い3次元データもスムーズに共有できます
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画像共有画像データなどを同じ画面で共有できます
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高精細データ共有
画面サイズに合わせた拡大や縮小などの処理なしで2000万画素クラスでも共有可能
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画像共有機能がデフォルトでつき、公式HPに設計・製造系の導入事例が載っている製品を比較
セミナー用
V-CUBE
セミナー ブイキューブ |
ギガキャスト
ロゴスウェア
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ネクプロ
ネクプロ
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チャット機能文字でもやりとりすることが可能
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アンケート機能
質問やアンケートを実施することが可能
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受講者発言機能
受講者の発言を許可したり、チャットで質問を入力してもらうことが可能
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インストール不要インストールなしでWEB会議ができます
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多言語対応
さまざまな国の言語でシステムを利用できます
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日本語・英語・中国語(簡体字・繁體字)、タイ語、インドネシア語 | 記載なし | 記載なし |
最大拠点数
対応拠点数が多いほど大規模な配信が可能
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10,000拠点 | 6,000拠点 | 6,000拠点 |
チャットとアンケート機能が標準搭載の製品を比較