昔は、同じ場所に集まるしか方法がなかった「会議」ですが、ネットワーク環境が整っている現在では、場所を問わず、簡単にWeb上で会議が出来るようになりました。そんな便利なWeb会議ですが、利便性が高い反面、音声やネットワークが原因によるトラブルが起こってしまうことも。
ここでは、Web会議に起こりがちなトラブルとその解決策についてお話していきます。
Web会議をする際に起こり得るトラブルには、主に3つの視点から対応する必要があります。
まず、ネットワークが原因によるトラブル。こちらは音声通信ソフトが原因だったり、端末に入っているセキュリティソフトが原因だったり、人によって大きく状況が変わります。
もしも毎回音声トラブルなどがある場合は、ネットワーク環境を見直してみましょう。
また、フリーソフト(無料の会議ソフト)は音声トラブルが起こりやすいと言われることがあります。トラブルが改善せずにいる場合、ソフトを見直すことも一つの手でしょう。
マイクやスピーカーなどのデバイスが原因によるトラブルも、Web会議の際に頻出しやすいです。この記事でもピックアップして後述していきますので、その原因や対策について確認してみましょう。
マイクから遠く声が聞こえない、また、環境音を拾ってしまい雑音に繋がるなどのトラブルは、Web会議だけでなく、一般的な音声通話にも起こりがちなトラブルですよね。一番確認が簡単で、予防対策のしやすいトラブルです。
トラブルが起きた際にまずチェックしておきたい3つの視点がお分かりいただけたかと思います。
続いて、実際に起こりがちなトラブルをピックアップして、それぞれの原因と対策をご紹介します。
「せっかく重要なポイントについて熱弁をしていたのに、話終わってみると、実は声が届いていなかった!」「相手が何か話しているようだけど、音声が聞こえない…。」なんてことはありませんか?
そのような際には、もう一度同じ話をする労力が必要になりますし、何よりも時間がもったいないですよね。
このようなトラブルの原因には、どのようなことが考えられるのでしょうか?
マイクから遠い、あるいは声が小さい
相手から声が聞こえない場合にも同じではあるのですが、単純に物理的な距離が遠く、音声が拾われていない可能性があります。例えば、ホワイトボードなどを駆使して説明をしようとしたとき、マイクから離れてしまい音が拾えなくなってしまうなどが考えられます。
相手に声が届いているのかを定期的に確認しながら、話を進めていきましょう。
また、話すときは出来るだけ聞こえやすい話し方をすること(大きめの声で、はっきり話すなど)も大切です。
マイクが利用できる状態になっていない
そもそも、今使用中のマイクが使えない状況である場合もあります。カメラ内蔵のマイクの場合、そのマイクが有効になっているのかを確認しましょう。
マイクをツンツンと手で触ってみて、その音が相手に聞こえるかを確認したり、自分のマイクの音声インジケータの反応を見たりして確認することが出来ます。
雑音や環境音がする
ヘッドセットを使用しての会議の際、使用中のヘッドセットではなく、PCやカメラに内蔵されているマイクが有効になっていることがあります。この際に環境音などが拾われて、雑音が多く拾われてしまうことも。
マイクの設定を見直してみて、接続されているのかを確認してみましょう。
もちろん、ただ単に周囲の雑音が多い場合もありますので、出来るだけ静かな場所で会議を行うようにしましょう。
Web会議や電話中、話をしていると自分の声が「やまびこ」のように返ってくることはありませんか?それは「エコー」というトラブルで、相手のスピーカーからマイクを通り、自分の元に音声が戻ってきてしまうことが原因です。
エコーが起こり気になった時は、相手のスピーカーが大きすぎないか、またハンズフリー通話をしていないか確認してみましょう。
相手方にお願いできるようであれば、ヘッドセットに切り替えてもらうことをおすすめします。
カラオケやライブ会場などで、マイクが「キーン」と鳴ってしまうことがありますよね。あの音声トラブルは「ハウリング」と呼ばれ、これはWeb会議の際にも十分起こり得ます。起こってしまうと、相手を不快にさせてしまう音ですので、出来るだけハウリングが起こらないように対策をしましょう。
マイクを触ったり、スピーカーに近づけたりしなければハウリングは起こりません。
それでも起こってしまうのなら、スピーカーの音量を確認してみましょう。
また、エコーが原因によるハウリングが起こっていることもありますので、エコーが起こっていないかも合わせて注意してみましょう。
音声関連とトラブルよりももっと深刻なのがこのトラブル。電話をミュートにしたつもりで、相手方の噂話などを話そうものなら、大変なことになってしまいます。
音声トラブルに関してはリスケや文字起こしなどの対応が出来ますが、このトラブルに関しては信頼の失墜に繋がってしまいますので、絶対に避けたいところです。
このトラブルに関しては、個人の意識の問題になってきます。会議が終わった時には、ミュートを押し忘れたりしないよう気を付けましょう。
もし自信が無ければ、付箋を貼っておく、ミュートを押すことを自分の手に癖付けるなどの対策を取ります。
一番確実なのは、そもそも聞かれて困る内容を口にしないことかもしれませんね。
Web会議のトラブルには、本当に様々な原因があります。今回は、主にデバイスや環境面でのトラブルをご紹介しましたが、他にもネットワークやソフトの仕様によるものなど、そのトラブル原因は実に様々。
トラブルを完全に阻止することは出来ないものの、準備段階での確認を怠らないこと、また、こまめにコミュニケーションを取ることで、トラブルを最小限に抑えることはできます。
トラブル対策をして、便利なWeb会議をより効果的なものにしていきましょう!
社内会議用
V-CUBE
ミーティング ブイキューブ |
ZOOM
ZOOM
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Cisco Webex
WebEx
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アプリケーション共有ファイルをリアルタイムに全参加者と共有
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デスクトップ共有デスクトップ画面全体を共有可能
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録画やり取りを録音・録画して保存可能
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ファイルの保存・転送会議中に使った資料や、メールでは大きすぎて送れない資料の共有
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ホワイトボード文字や図の記入、画像の読み込みなどが可能
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外国語翻訳会話をリアルタイムに翻訳して会話内容と翻訳内容をテキスト表示
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アンケート機能質問やアンケートを実施することが可能
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IPアドレス制限許可のない人の参加を防止できる機能
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チャット機能文字によるメッセージの共有が可能
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100拠点以上対応同時に接続できる拠点数が100を超える
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オンプレミスでの提供自社で情報のシステムを保有し、自前の設備で運用する方式
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無料版あり
Google Meet
Google
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Skype
マイクロソフト
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chatwork live
Chatwork
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参加者アカウント不要アカウント登録なしでスタートできます |
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1対1ミーティング
時間に縛られずに会議を行なうことができます |
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画面共有
自分のパソコンの画面を相手に表示させる機能
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セキュリティ第三者によるデータの盗聴やなりすまし、改ざんなどを防ぎます
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2段階認証プロセス | E2E暗号化 | SSL/TLS |
人数一度の会議に参加できる人数
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最大250名 | 最大50名 | 最大14名 |
無料期間が無制限かつ、セキュリティ面について公式HPで明示されている製品を比較
商談用
V-CUBE
セールスプラス ブイキューブ |
ベルフェイス
ベルフェイス
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B-room
Bloom Act
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資料共有
エクセルやPDFなどの資料の共有
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チャット機能文字によるメッセージの共有が可能
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トークスクリプト
話したい内容を事前に準備でき、自分だけが見ることができます
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同時接続3名の場合
の月額料金 同時接続できる人数 |
44,400円(税別) | 45,000円(税別) | 35,000円(税記載なし) |
相手の対応
WEB会議をする際に相手側に行ってもらうこと
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URL入力 | 電話 | URLorワンタイムパスワード |
月額費用が公式HPに明示されている3製品を比較
設計・製造用
V-CUBE
コラボレーション ブイキューブ |
Fresh Voice
エイネット
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Cisco Webex
シスコ
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同時ペン作画リアルタイムで複数人で図面に書き込みができます
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CAD共有対応重い3次元データもスムーズに共有できます
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画像共有画像データなどを同じ画面で共有できます
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画面サイズに合わせた拡大や縮小などの処理なしで2000万画素クラスでも共有可能
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セミナー用
V-CUBE
セミナー ブイキューブ |
ギガキャスト
ロゴスウェア
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ネクプロ
ネクプロ
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チャット機能文字でもやりとりすることが可能
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アンケート機能
質問やアンケートを実施することが可能
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受講者発言機能
受講者の発言を許可したり、チャットで質問を入力してもらうことが可能
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インストール不要インストールなしでWEB会議ができます
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多言語対応
さまざまな国の言語でシステムを利用できます
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日本語・英語・中国語(簡体字・繁體字)、タイ語、インドネシア語 | 記載なし | 記載なし |
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対応拠点数が多いほど大規模な配信が可能
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10,000拠点 | 6,000拠点 | 6,000拠点 |
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