Googleハングアウト
特徴
Googleハングアウトはインターネット検索エンジンの大手「Google(グーグル)」が提供するコミュニケーションツールです。
Googleハングアウトが提供されたのは2013年から。「LINE(ライン)」のようなチャット(グループチャットも含む)をはじめ、ビデオ通話、音声通話なども行なうことができます。
GoogleハングアウトはAndroid端末には標準搭載。同じ端末同士であればすぐにでもコミュニケーションを行なうことが可能です。また、iPhoneであっても専用アプリをインストールすることで使用できます。
2018年5月よりGoogle ハングアウトは同じくGoogle社が2017年3月に発表した企業向けビデオ会議サービス「Hangouts Meet」へ移行。これによって従来のサービスよりも内容がボリュームアップし、より快適にビデオ会議ができるようになりました。
無料による制限(有料課金によるオプション)
Googleハングアウトはすべてのサービスを無料で利用することができるサービスです。
チャットで相手とコミュニケーションを取れる「メッセージ機能」はもちろんのこと、動画を通じて相手とやりとりができる「ビデオ通話」、音声のみでやりとりをする「音声通話(※Googleアカウントを取得しているユーザー同士のみ使用可能)」などの機能も無料で利用することができます。
ただし、電話(通話)を利用する場合は通話料が別途で発生する可能性があるので注意しましょう。
一般的なWeb会議システムは無料版だと何らかの制限がかかるものですが、Googleハングアウトには特に制限が設けられていません。有料課金によるオプションも特に用意されていないため、制限を気にすることなく、搭載されているすべての機能を活用できます。
web会議に特化したサービスとの違い
無料のWeb会議システムとして話題となっているGoogleハングアウト(現:Hangouts Meet)ですが、有料版が用意されているWeb会議に特化したサービスと比較すると、機能面で見劣りする箇所もあります。
基本的にWeb会議システムでもっとも重要となるのは「操作性」。操作性においては以下の項目をクリアしたものでないと満足のいく会議ができないリスクがあります。
- 1)業種・シチュエーションを問わず操作性が共通している
- 2)ユーザーを限定せず必要最低限の情報へアクセスできる
- 3)特定のデバイスや技術に依存しない
- 4)0.1 秒でも早く情報へアクセスできる
- 5)ユーザーの使い勝手に合わせて操作できる
言うまでもなく有料のWeb会議システムは上記項目をすべてクリアしていますが、Googleハングアウトはやや不安が残る印象を受けます。
また、Web会議システムを安全に利用するためには強固なセキュリティが必要です。個人情報流出を防いでくれるセキュリティの強度に関しては有料版サービスに軍配があがります。無料というメリットにだけ意識を向けるのではなく、操作性や機能などにも着目してWeb会議システムを選びましょう。