実績
どのWeb会議システムを導入するかは、「実績」が1つの判断材料になりえます。
一般顧客向け(BtoC)の製品とは異なり、企業向け(BtoB)の製品は、ユーザーの口コミや評価などの製品の良し悪しを決める材料が非常に少ないからです。
そこで、実績から、導入先企業の業種や規模を読み解くことで、そのWeb会議システムがどんな分野に強いかなどの動向を掴むことが可能になります。
下記では、Web会議システム5社の実績を紹介していきますので、参考にして下さい。
サービス名(社名) | 業種 | 主な導入企業 |
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ReadyCast (プレミアコンファレンシング(PGi)) ![]() |
・製造 ・販売 ・流通 ・ソフトウェア ・金融 ・医薬品 |
・ルネサス エレクトロニクス株式会社 ・大日本住友製薬株式会社 ・バイオメット ジャパン株式会社 →全国に拠点を持ち、小規模会議を同時並行したい企業に強い。 |
実績 | ||
世界で50,000社(日本国内3,000社)を超える企業との取引実績がある。遠隔会議のサポート数も1日10,000件以上となっていることから、圧倒的なシェアを誇っていると言える。 | ||
サービス名(社名) | 業種 | 主な導入企業 |
Cisco Webex (シスコシステムズ) |
・製造 ・IT ・金融 ・大学 |
・第一三共株式会社 ・グラクソ スミスクライン株式会社 ・株式会社インターネット総合研究所 →世界各国に拠点がある企業、日本国内では製造業に強い。 |
実績 | ||
世界で36,000社以上の導入実績がある。『Elearning!』誌の読者が、最も優れたEラーニングソリューションに対して送る「ベストオブEラーニングアワード」を受賞(2007年)。 | ||
サービス名(社名) | 業種 | 主な導入企業 |
V-Cube (ブイキューブ) |
・製造(食品) ・製造(建設) ・販売 ・流通 ・医薬品 |
・株式会社エイチ アイ エス ・リコー テクノシステムズ株式会社 ・パンローリング株式会社 →プレゼン会議や説明会などの大規模会議をしたい企業に強い。 |
実績 | ||
1,500社以上の導入実績があり、ASP市場ではNo.1(2010年3月)。日経コンピュータとITproが独自に選定する「第1回 クラウドランキング」で「ベストサービス賞」を受賞(2010年)。 | ||
サービス名(社名) | 業種 | 主な導入企業 |
Meeting Plaza (NTTアイティ) |
・製造(建設) ・情報通信 ・病院 ・販売 ・流通 ・金融 |
・株式会社テイクアンドギブニーズ ・日本コムシス株式会社 ・信州大学医学部付属部病院 →医療業界や自治体、建設業の実績が豊富。 |
実績 | ||
日本国内では、2,000社を超える導入実績がある。中小の卸や製造業などの企業への導入も伸びている。証券会社などの金融系で多数の実績を誇る。 | ||
サービス名(社名) | 業種 | 主な導入企業 |
Live On (ジャパンメディアシステム) |
・教育施設 ・学生団体 ・NPO法人 |
・三鷹市教育委員会 ・学生団体LEAF ・株式会社総合進学セミナー →学習塾などのセミナーや講義などの用途で実績が豊富。 |
実績 | ||
日本で2,000社以上の導入実績がある。機能性や独創性、将来性が高いとみられる技術・製品に対して送られる中小企業優秀新技術・新製品賞で、「ソフトウェア部門優秀賞」を受賞。 |
Web会議サービス会社の実績で分かる得意分野
5社の実績を検証すると、各社とも豊富な導入経験を持っており、中小企業から大企業まで幅広く導入されていることが解ります。
例えば、企業規模で見た場合、中~大企業ならReadyCast(プレミアコンファレンシング(PGi))、V-Cube(ブイキューブ)の2社、小~中企業の規模ならMeeting Plaza(NTTアイティ)、Live On(ジャパンメディアシステム)の2社、海外に拠点や支店がある企業なら、Cisco Webex(シスコシステムズ)、Cisco Webex/ReadyCast(プレミアコンファレンシング(PGi))という分け方ができます。
業種別で見た場合は、製造業ならReadyCast(プレミアコンファレンシング(PGi))やCisco Webex(シスコシステムズ)、V-Cube(ブイキューブ)の3社、金融ならMeeting Plaza(NTTアイティ)、医薬品ならReadyCast(プレミアコンファレンシング(PGi))やV-Cube(ブイキューブ)の2社、教育関係ならLive On(ジャパンメディアシステム)という分け方も可能です。
上記の通り、実績は1つの指針にはなりますが、それだけで判断してはいけません。
ウェブ会議にかかる費用や必要とする機能とのバランスを勘案した上で決めることが重要です。